夏休み2009

夏休み2009

夏は、あらゆるものが、ぐんぐん伸びるというが、
あんなに小さかったヒマワリも、
あんなにかわいらしかった幼虫も、
夏を待ちきれずに、もう大きくなっている。

まだ、この夏を迎えても
小さく動かないままでいるものは、ないかな。
まだ、花を開くきっかけを
つかめないままでいるものは、ないかな。
まだ、準備だけを整えて
計画したままでいるものは、ないかな。
まだ、自分の可能性に
気づかないままでいるものは、ないかな。

夏は、あらゆるものが、ぐんぐん伸びるという。
たいように向かって。

  有意義な夏休みを!(担任)

連絡(第2学期 始業式の連絡帳)
宿題  :夏休みの10の課題(別紙)

持ち物 :□内ばきズック(記名)□雑巾2枚(記名・ひも付き) □台ふき1枚(無記名)
     □通知表(はんこ)  □筆記用具          □連絡帳
     <夏休みの10の課題>
① 夏のチャレンジ1冊       ②応募作品1点以上 
③ 自由研究            ④日記3〜5日分
⑤本の帯1冊分(学校から配布した用紙)  ⑥自習プリント(提出は自由)
⑦ふぞくげんきっずカード      ⑧暑中見舞い(提出なし)
⑨お手伝い(提出なし)       ⑩チャレンジ3015

連絡  :始業式
     下校は、本日と同じ

いつか、この場でも紹介したカラスアゲハの幼虫。
さなぎになって、喜んでいたが、思わず枝から落下。
それでもあきらめずに、葉っぱの布団をしきつめていた。
だが、気がつくと、終業式まであと数日。

このままアゲハと会えなくなってたまるものか。。。。
3の1のみんなはそう思っていた。

そして今日、1学期のラストデーに、
あのアゲハのさなぎは、
なんと、うっとりするほど美しい姿になっているではないか。

このままみんなと会えなくなってたまるものか。。。
アゲハもそう思っていたのかも。…
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話し合いは起承転転結

1学期の国語の力を総動員した「三年とうげ」。
初発の感想や語彙調べの後、
全5場面で5回の話し合いをする。

そんなに話し合いをしなくても。。。
と言われそうな気もするが、
とにかく、
毎回が、楽しかった。

「毎回」というのはちょっと正確ではない。
5回中3回に、大きな手応えを感じた。
おそらく、子供たちも、
あの3回の話し合いで
本気で仲間と議論し合ったことに
「読み」を切り開いていく楽しさ感じていることと思うのだが。

その中で、これまであまり思ったことのなかったことを感じた。

「話し合いは起承転転結」

「転」が一つ多いのはタイプのミスではない。
この一つ多い「転」こそが大切。
この二つめの「転」こそが深まりのバロメーター。

これまでは、まずは一つ目の「転」の部分を大切にしてきた。
この「転」は、子供の思考に揺さぶりがかかる局面だからである。
これがあるから、子供たちは、一段深いところへと誘われていくのである。

では、二つめの「転」は何なのか。
今は、まだ、うまく説明できない。
ただ、「結」へと向かうまでには、
「転」のあとに、何か得たいの知れないもうひと山があるようだ。

これは、夏休み中の宿題だ。

1学期の国語の力を総動員して取り組んだ「三年とうげ」だったが、
子供たちの発言やつぶやきや発想をシャワーのように受けて、
持てる力を総動員させられていたのは担任の方だったのかもしれない。

この5回の話し合いは、小学校教員としての自主トレにもなった。

連絡
宿題  :夏休みの計画に従って進める
持ち物 :荷物を持ち帰る袋
     内履きズックを入れる袋
お知らせ:元気なメスのカブトムシでした。

カブトムシ小屋のカブトムシも次々と出てきています。”…
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100点集め +実況

1学期中に取り組んだプリント類を再利用して、
繰り返し復習に取り組んでいる。

その名も、ズバリ「100点集め」

漢字プリントや計算プリント、数種類の中から
自分で好きなプリントを選んで持っていく。
できたら、担任に丸ををつけてもらって100点にする。
間違えがあったら直して100点にする。
できたら、また、次のプリントに取り組む。
そうして、できるだけたくさんの「100点集め」をしていく。
100点になったら、子供たちは、自ら次へ挑戦していく。

こうしていて、当たり前のようなことを、ふと思う。
序列化のための評価なんて、いらない。本当は。

連絡
宿題  :夏休みの宿題を計画的に進める
持ち物 :アンケート(まだの人)
     荷物を持ち帰る袋
お知らせ:懇談会、よろしくお願いいたします。

追記
カブトムシの羽化が気になる3の1のみんなへ
昨日から、いよいよ成虫への変化を見せ始めたカブトムシ。
今朝から、いつ成虫になるのか、いつ外に出てくるのか、とくぎづけ。
結局、下校時間までには間に合わなかったが。。。
18:00現在、
アーモンド色だった体が、完全なチョコレート色に!
羽のすじも見える!
見た目では、限りなく成虫に近いぞ!
明日を、乞うご期待!

午後7:30現在。
かなり黒が濃くなったよう。

午後9:00現在
活動活発。足をもごもご動かし始めているよ。

午後10:30現在
神秘!ガラスの羽をまとい始めた。
“…
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草むしりの教育的意義

ちょっと固いタイトルだが、
ここ十数年、
心の片隅で感じ考えてきたことの
ひとつの答えが、
今日、見えたような気がした。

「草むしり」

私たちと同世代、もしくは、それ以上の方々には
おそらく鮮明な記憶としてあると思われる校庭の草むしり。
梅雨前のちょうど雑草が出始める頃や、
夏休み直前にぐんぐん雑草が伸び始める頃や、
秋の大運動会前の地域行事がある頃などに、
学年あるいは全校一斉で行われた草むしり。

当時、クラスの多くの仲間たちが、
この時間内にここだけではつるっつるにするぞと意気込み、
周囲半径2m以内はだれも寄せ付けないで一人の世界に入り、
終了時間が近づくまで誰も時間の流れに気付かないほど集中して、
その単純作業にひたすら没頭した草むしり。

当時のそのような学校教育活動をたっぷり経験された諸先輩たちは、
今や、いろんな分野でリーダー的に活躍しておられる。

このようなことの教育的意義は、
誰もが感じているはずだが、
誰もあまり語らない。
それよりも、
今風の学力論争を声高に叫び、
「成果」を上げることに汲々としている。

今日、3の1の子供たちは
大粒の汗を額から流して
「草むしり」に没頭した。
その勢いたるや、
過去の記憶にある当時の仲間たちの姿か、
それ以上のものがあった。

その姿は、
「成果」をあげるという企業的発想で、
「ねらい」に直結していくような効率性をよしとする大人たちが、
ごもっともな教育論をあちこちから提唱する風潮の中で、
類を見ない輝きを放っていた。
勝手に学力低下という烙印を押されまいとして
「ぼくたちは、こんなにできるんだよ」と言わんばかりに。

連絡
宿題  :漢字の学習
持ち物 :荷物を持ち帰る袋
     *明日の予定はお道具箱、その他
お知らせ:懇談会、お忙しい中とは思いますが、よろしくお願いいたします。

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学級PTA活動

今日は学級PTA活動。
テーマは「日食の観察」。
市の天文台へ出かけて、専門の先生方から
直接に指導を受けるまたとない機会。

朝から、時折激しく降る雨が気になる。
しかし、
所の方々や、お世話をいただいた役員の方々の采配で
特別のご配慮をいただいたお陰で
そんなことは全く気にならないくらいスムーズに
きりもりしていただいた。
本当にありがたい限りである。

天文台の中は、快適そのもの。
それは、雨風をふせげるからでは、もちろんない。

「日食」をテーマにした多くの展示物に囲まれ、
ピンホール作りに没頭できた空間。

日食ができる仕組みを
模型を用いてわかりやすく説明を受けた時間。

夏の夜空をながめながら
星座と神話の世界に浸ったプラネタリウム。

何光年も離れた宇宙をのぞくための
コンピュータで制御された大望遠鏡と巨大な装置。

こんなアカデミックな雰囲気が
きっと私たちに快適さを感じさせてくれたのだろう。

本日、この活動にかかわってくださった全ての皆様に
衷心よりお礼を申し上げる次第である。

連絡
宿題  :日記(全員)「学級PTA活動について」
     算数・理科「学期のたしかめ」
持ち物 :プールの用意
お知らせ:…
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自作自演

一方で「学校はさっぱり変わってしまった。。。」と言いつつ
一方で「学校はちっとも変わらないではないか。。。」とも言う。

学校現場は、これらに対する自省を
常に持ち続けなければならないと思うが、
この、一見、相矛盾するご批正をどう受け止めるとよいのか。

「学校で習ったことは世の中で役に立たない。。。」とか、
「学校では役に立てない人を世の中に送り出している。。。」とも言う。

世の中を形成している大人の私たちは、これらに対する原因を
常に持ち続けているはずだと思うのだが、
そんな私たちが「今の教育は。。。」「これからの学校は。。。」
などいう教育論を展開しているのは、
お門違いと言うべきか、
自作自演と言うべきか、
そう思うと笑うに笑えない。

便利な世の中になりすぎた。

連絡
宿題  :カラーテスト理科「まとめ」
     学習のたしかめ「国語」「社会」
     漢字の学習
持ち物 :集金(まだの人)
     はさみ、のり(まだの人)
お知らせ:明日は学級P活動
     リュックまたはランドセルで登校
     (中身は、社会、漢字の学習、連絡帳、筆記用具)
     (定期券を忘れない)
     (学級Pで必要な物)…
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間違えた甲斐があった

今日は、漢字大会。
それに向けて、昨日の宿題は、
その練習プリントだった。

同じ問題を、
今朝の朝学習で再度取り組む。
間違えた字をそのまま覚えていてはいけないので
ちょっと時間はかかるが、
みんな一列にならんで採点をする。

さすが、3の1のみんなである。
昨日の家庭学習の成果がひしひしと感じられる。
もちろん、1つ2つの間違えはある。
それでも、笑顔で直しの練習に取り組む姿が多いのには
まったく感心させられる。
間違えがあるからこそ、
今度は間違えなくなる、ということを知っているのだ。
間違えがあるからこそ、
次には、大きな前進が待っている、ということを期待しているのだ。

長い列の採点中に、ある間違えが見つかった子が
「あ、そっか。。。だが、間違えた甲斐があったぞ」
とつぶやきながら席に戻っていった。

テスト直前練習での、採点中の、
ある子のこの一言が、
そのことを物語っている。

まったく、
子供は偉大な哲学者であり、詩人でもある。

連絡
宿題  :算数カラーテストの勉強
     理科カラーテストの勉強
     算数プリント
持ち物 :プールの用意
お知らせ:…
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計算大会

本日、計算大会。
みんな、結果が気になる様子。
「いつ、返される?」と何度も聞いて待っていた。

気になるというのは、
それだけ、その「こと」とかかわってきたからだろう。
かかわりが繰り返されるほど、
気になる度合いは大きくなるというもの。

今朝、例のアゲハがさなぎになっていたが、
それが気になる(気が付く)のも
それだけ、幼虫とのかかわりが深かったからだろう。。
さなぎが、ケースの底に落ちていたのを何とかして直そうとしたのも
それだけ、これまでのかかわりが厚かったからだろう。

おっと、話がそれた。

では、この計算大会に向けて、
これまでどんなかかわりが繰り返されたか。

とにかく、ただ計算練習を繰り返す。
筆算のとき、位をそろえて書くことを繰り返す。
計算の前に、大体の答えの見当をつけることを繰り返す。
なぜ、間違いをしたのか、その理由を考えることを繰り返す。
繰り上がり(繰り下がり)の意味を考えることを繰り返す。
よりよい方法を見つけたり、説明したりすることを繰り返す。

それが問題。

次は漢字大会が待っている。
きっと、結果も気になるところだろう。
それだけ、その「こと」とのかかわりが繰り返されてきただろうから。

では、この漢字大会に向けて、
どんなかかわりを繰り返してきたか。

とにかく、ただ漢字練習を繰り返す。
とめ、はね、字形を整えて書くことを繰り返す。
書き順に気を付けて書くことを繰り返す。
漢字のもつ意味も考えて書くことを繰り返す。
他の読み方はないかも調べながら書くことを繰り返す。
日頃のノートや文の中で用いて使うことを繰り返す。

それが問題。

連絡
宿題  :漢字大会練習プリント(2枚)
     解答付きなので、繰り返し練習してください。
持ち物 :社会があります
お知らせ:…
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