くじ引き大会

とあることがきっかけで始まった
2の1くじ引き大会。

つぎつぎと、
くじ引き大会を企画する仲間たちの輪が広がり、
今や、順番待ちの人気となっている。

くじ引き大会とは、
文字通り、全員が一つずつくじを引いて
大当たり、当たりが出たら、
それに応じた景品がもらえるというもの。
景品は、もちろん手作り。
例えば、
大当たりは、金紙のキラキラの折り鶴で、1〜2枚程度入っている。
当たりは、色紙のやっこだこなどの作品で、7〜8枚程度という具合。
はずれでも、空くじなし、というところも
なんともほほえましい。

このくじ引き大会。
準備や企画はなかなか大変!
なはずである。

くじを40枚作り、
そこに、大当たり、当たり、はずれのマークを書き込み、
ちょうどよいくじ引き箱を細工し、
景品を40枚もこしらえるからだ。

なのに、
これを企画する仲間たちが
どんどん増えている。

この裏には、
「みんなに喜んでもらいたい」
「何かの役にたちたい」
という心の作用が働いているようだ。

そんな気持ちになれるのも、
実は、
そのくじ引き大会を楽しんでくれる
仲間たちの姿があるからこそ。

つまり、
相互作用のたまものなのだろう。

当たっても、
はずれても、
わくわく、どきどきする2の1くじ引き大会。
みんなは、
景品の豪華さなんかではない
真の楽しさをちゃんと見極めている。…
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Super Notebook

2の1のみんなのノートは、
どれもSuper Notebookだ。

例えば、算数は10mm方眼(5mmリーダー罫入り)だが、
そこに、文字や数字を
一ますに1文字ずつていねいに書いている。

図や式や答えや筆算を3点セット、4点セットで
しっかりと書き込んでいる。

図はスペースをたっぷりととり、
式や答えは、行をかえて整え、
筆算は、ものさしを使ってきれいに線を引いている。

自分の考えだけでなく、
友達の考えもそこに付け加えている。
中には、発言した友達の名前も記入しているのもある。

筆箱には、赤ペンと青ペンを常備し、
巧みに色を使い分けて工夫している。

意見がつながれば、
その意見同士を矢印などで結んでいる。

ポイントとなる事項は、
枠で囲むなどして強調し、
ポイントマークをそこに添える。
時には、オリジナルキャラクター(はかせ風や案内役風の)が登場し、
まるでこちらに話しかけているかのようなものもある。

黒板に記録されていないけれど、
授業の話の中にでてきたことを
メモ風に書き留めている場合もある。

もちろん、
左側に線を引く、
日付を書く、
学習のタイトルをつける、
などというルーチンも定着してきた。

今頃の小学1年生は、
ひらがなを習い始めている頃で、
一年間でこれほど成長するものかと
子どもたちの吸収力というか向上心というか、
そういうものには驚かされる。

小学2年生に進級して2ヶ月。
10mm方眼のノートが
最後のページに近づいてきた。
すでに2冊目に突入している子もいる。

この週末は、
新しい2冊目のノートの準備をしていただくよう
お願いしなければならなくなった。…
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