サマーセミナー1日目

久しぶりに校舎に子供たちの声が響く。
みんな元気そうだ。
なんだか一人一人の顔つきが大人びたように感じる。
それは、きっと、気のせいだけではない

さっそくセミナーが始まる。
暑さのせいか、
何日ぶりかで大きな声でしゃべり続けたせいか、
途中から声がかすれていくし、
うまく口も回らなくなった。
みんなにとっては
さぞ、聞きづらいセミナーだったろう。

1コマ目が、担任によるセミナー。
2コマ目が、隣のクラスの担任によるセミナー。
合わせて8枚のプリントに、
みんなは、汗を流しながら取り組んでいた。

全4回のセミナーが終わる頃、
プリントは25枚くらいになる予定。
今日から、各自でファイルしていくことになっている。

連絡
宿題  :10の課題
持ち物 :10の課題の中で終わった物から提出してもよい。
お知らせ:あさってから宿泊学習。
     例年より、積雪が多いという。
     一の越まで、雪渓は通常2〜3カ所だが、それ以上ある可能性あり。
     地獄谷への階段にも積雪が残るため、散策ルートも変更の可能性あり。
     荷物は整いましたか?
     雨カッパは必需品。上下分かれているものがよい。すぐに破けそうな簡易カッパは不向き。…
続きを読む...

夏休み10の課題

夏休み10の課題(確認)

1 「夏のチャレンジ」1冊 (旧「夏休みの友」)
* 一日で全部やってしまえるかもしれませんが、毎日少しずつ計画的に取り組みましょう。

2 応募作品1点以上
 *応募作品一覧表の中から1つ以上選ぶ。作品の裏に出品表や応募票を貼ること。
 *興味のある内容を選んで作品を仕上げて下さい。

3 自由研究1点(学校で配布した専用のB4用紙1枚〜数枚程度)
 *例:理科的なテーマ「よく飛ぶ紙飛行機のひみつ」「ぼくの星空観察法」など
    <動機・ねらい・方法・調べたこと・考察・まとめ> 図やグラフなども活用して
  例:社会的なテーマ「富山城趾の歩き方」「私が選ぶ富山遺産100」など
    <動機・ねらい・方法・調べたこと・考察・まとめ> 写真や資料なども活用して
  例:工作的なテーマ「竹とんぼ作り」「自作エプロンに挑戦」など
    <動機・作り方・苦労したこと・工夫したこと・まとめ> 実物や設計図も活用して

4 パワーアップ<5年生書き込み>ほぼ全部終了
* 詳しいページ割りについては、別紙「6年生夏休みの計画表」を参照してください。
* 夏休みの共通目標は「5年生の学習をしっかりと完ぺきに身につけること」です。
* 夏休み明け(8/28…
続きを読む...

ワンダフル・ベジタブル

今日の給食の献立はマーボーなす。
この時期、夏ばて予防にもなりそうなメニューである。
そう言えば、
夏野菜が収穫できる季節になってきた。

今日の昼休みは、
給食の片付けと
ブルーブック&レッドブック(詳細は後日)の製本・印刷の
わずかな合間に、
とある2名と夏野菜談義。

「もう、うちは最近、毎日が野菜なんです」
という一言からそれが始まった。
家で育てている野菜が、
ちょうど今、収穫ラッシュらしいのだ。
トマトにキュウリに、ゴーヤまで。。。
以前から、たくさんの種類の野菜を作っているということは聞いていたが、
なんともうらやましい限りである。
話を聞いていると、
採っても採っても、また次々と実を実らせていく野菜畑が
ベルトコンベアで製品を仕上げていく生産工場に負けないくらい
力強いもののように思えてきてしまう。

すると、もう一人が、
「この前見たときには、こんな小さなキュウリだったのに、
 今日みたら、こ〜んなになってて、びっくり!!」
と笑顔で語っていた。
植物は動物みたいに活発に動かないもの、という観念と
まるで目の前でぐんぐんと巨大化したように見えた実感とのずれが
大きな驚きとなって心に焼き付いたのだろう。

この二人に共通していることは、
どれも実体験に裏打ちされた説得力があるという点である。
こういう場合、
得てして表現力も豊かになるものだ。

私が授業の中でできる「表現力の指導」など、
全くチープなものだと自覚させられる。

そんなことより、
早春には、あぜ道でふきのとうを集め、
春には、日が暮れるのも忘れて竹やぶの中でタケノコを掘り、
夏には、一輪車の荷台にトマトや枝豆をこぼれそうになるくらい載せ、
秋には、竹竿の先に神経を集中させて柿をもぎとり、
冬には、雪の下の天然冷蔵庫の中の大根を掘り当て、
また雪が融け始めたら。。。
という真に贅沢な生活を
子供たちに取り戻すことの方が先決ではないか。

「もう、うちは最近、毎日が野菜なんです」
という一言に始まった今日の夏野菜談義。
それを囲む食卓は、なんと贅沢なのだろう。

連絡
宿題  :パワーアップ(国語)
     *ただし、ほとんどの子は(わけありで)終えているはず。
     漢字プリント(自分で丸つけができる確認プリント付き)
     漢字大会の練習(範囲は、そのプリントから)
持ち物 :水泳の用意
     宿泊学習の健康調査票(まだの人)
     サマーセミナーのアンケート(まだの人)
連絡  :給食最終…
続きを読む...

ダンス談義

先日、第1回とやま世界こども舞台芸術祭のパンフレットを配布した。
開いただけで
華やかで、芸術的な動きが
目に飛び込んで来る。

そう言えば、
このエントリーにかかわっている子たちが
6−1には結構いる。

みんなは、すぐに
目を皿のようにして仲間たちを捜した。
その中に、
吹奏楽部の部員である友達の姿を一人一人見つけた。
ステージの上で華麗にポーズをとる友達の姿に惹き付けられた。
そこで躍動的に踊っていただろう友達の姿を想像した。

今日の昼休み。
その中の一人とダンス談義。
いろんな団体が一堂に共演することのすばらしいこと、
県内随一のこの会場で踊れることは特別であること、
今年は学校行事と重なって出場できないことなど、
とりとめもないことを話していた。

パンフレットのページをめくりながら、
どの日の公演がいいかとか、
チケットの購入方法なんかも話していたっけ。
そんなダンス談義の間も、
その子の足先は、
ピンピンと動いていた。

踊ることが、本当に好きなんだね。

連絡
宿題  :パワーアップ(5年生書き込み)
     漢字の学習
     カラーテストの勉強
     学習の確かめの勉強
持ち物 :集金
     大学のアンケート(あす〆切)
     宿泊学習の健康管理票
     サマーセミナーのアンケート
お知らせ:学級P報告…
続きを読む...

第一発見者

昨日の朝だったか、
ある女子が水槽を覗き込みながら
「先生、メダカの卵があります。取っていいですか?」
と言っていた。
見ると、確かに、水草に卵がゆらゆらと揺れている。
第一発見者の彼女は、
思わず、それを採取してみたくなったらしい。

お昼頃、
また、別の女子2名が同じ水槽を覗き込んでいた。
そして
「先生、メダカの卵が大量にあります!」
「ほら、ここにも、ここにも!!」
見ると、朝とは比べものにならないくらいの
大量の卵が固まって発見された。
第一発見者の彼女たちは、
やはり、
夢中になってその卵を採取していた。
手や指が、水でぬれるのもお構いなしに。

今朝になって、
階下の中庭から、
登校直後の低学年の男の子の声がした。
「お〜い、カブトムシがいるぞ!こっち、こっち。」
どうやら、
例の、カブトムシ小屋の幼虫が、
いよいよ成虫になったようだ。
第一発見者のその男の子は、
思わず、仲間を呼びに行きたくなったらしい。

その声に、
最も反応したのは(おそらく)自分だった。
急いで階段を下りた。
中庭へ向かった。
カブトムシ小屋を覗いてみた。
いた、いた、4匹のカブトムシ。
全部、オスだった。

今朝のスポーツデーの時間に
さっそく、
「お〜い、カブトムシが生まれたぞ!」と、
グラウンドの男子たちに報告した。
そんな自分も、
第一発見者になりたかったのかもしれない。

すると、
「ああ、知ってます」、「この前、見ました」との返事。
なんと、ここにも、
第一発見者たちがいたのだった。

「そんな言い方、先生にちょっと失礼じゃない?」
と優しく気遣ってくれる子の言葉に
みんなも、
こんな第一発見者の気持ちを察したのか、
「じゃ、見てこようぜ!」と走り出した。

一番か、二番か、三番かなんて、
そんなことは関係ないよ。
その人にとって、
それが一番なのなら、それでいいじゃないか。
そう私に言ってくれているようで
なんだかうれしかった。

いったい、どっちが教師なんだか。

連絡
宿題  :パワーアップ(理科)
     算数ドリル53,54(分数の計算のページ)
     学習のたしかめ(算数)(社会)
持ち物 :集金
     立山登山・修学旅行の健康調査票
     大学のアンケート
     サマーセミナーのアンケート
お知らせ:…
続きを読む...

サミットを前に

洞爺湖サミットの主要な議題の中のひとつ、環境問題。
そんな中で、
ちょっと前にはコンビニの24時間営業にまつわる議論が象徴的に巻き起こった。
賛否両論あるが、
どちらの論者にしても、
24時間営業そのものを問題とはしていない。

一例ではあるが、
賛成論者は、
24時間営業をやめればいいとは言うものの、
そのことで削減されるCO2の量そのものに期待しているわけではない。
むしろ、
昼夜の境なく文明を発達させ、生活を変化させてきた
これまでの体質そのものを見直し、
これからの時代、
われわれはどんな志(品格?)をもって社会を形成していくのかを
自制的に見定めていくことこそが大切だと言う。

一方、
(これまた一例ではあるが)
反対論者は、
24時間営業をやめなくてよいとは言うものの、
そのことでCO2の排出を容認しているというわけではない。
むしろ、
深夜の治安を守っているという側面や、
物流の時間差による交通渋滞の緩和といった側面など、
施策や法律だけでは対処できない役割を暗黙のうちに担っているということを
自覚しなければならないと言う。

このような議論を聞いていると、
どこかにも、
よく似た状況に置かれているものがあるなあと思う。

それぞれの都合で展開してきたことで生じる不都合な点について、
そのしわよせを受け入れる役割、
あるいは、起きた事象について実務的に対処する役割、
あるいは、そんな中でも常に理想的、道徳的な視点を持ち続ける役割は、
暗黙のうちに別のものが担っている。

連絡
宿題  :パワーアップ(国語)
     社会カラーテスト2枚
持ち物 :水泳の用意
お知らせ:交流給食…
続きを読む...