4教科テスト

今日の6時間目は、
みんなで自分の生活を振り返る時間とした。
(生活を、といっても主に学習面からだが)
4教科テストを2週間後に控えた今が、
ちょうどそのタイミングだと思われた。

1、まず学習の方法について考える
まず、みんなはどんなふうに学習に取り組んでいるのか、
その具体的な方法について出し合ってみた。
・教科書をまず見る。
・ノートに書き出してみる。
・カラーテストを復習する。
・わかるまで(納得するまで)考える。
・テキストを使って調べる。
など、友達の学習への取り組み方が、
参考になったことだろう。

2,1日の過ごし方を工夫する
次に、帰宅後の過ごした方の工夫について考えた。
みんなに平等に与えられた時間。
ゲームをしていても、
1時間は1時間。
漢字を15分書いて、本を20分読んで、パズルを25分しても、
1時間は1時間。
時間を有効に使うために、
それぞれが表を前に、自分の時間をプランした。

3、4教科テストまでの12日間を計画的に過ごす
最後に、4教科テストまでの12日間を考えた。
パワーアップ学習がそれまで休止となり、
その分、これまで取り組んできたことの復習としたい。
2回目、3回目に取り組むもよし、
ノートを見直すもよし、
新たに単元毎にノートをまとめるもよし。
2週間は、そんなに十分な時間ではないが、
取り組み方と集中力しだい次第では、
大きな成果を生むことができる時間でもある。

計画表と評価○△×は、
パワーアップファイルのかわりに、
毎日、担任に提出することになっている。
保護者の方ご確認の上、担任まで。

いずれにせよ、
クラスみんな、
学年みんなで、
「ともに」進んでいくことにかわりはない。
こんなに頼もしいことはない。

連絡
宿題  :パワーアップ(なし)
     *パワーアップ特別復習週間に入ります。
      12/9の4教科テストに向けて、各自が、
      計画を立てて自主学習を進めます。
     国語の学習
     「1日の計画〜4教科テストに向けて〜」の記入
持ち物 :個別懇談会のアンケート
お知らせ:
   …
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パワーアップノートは美しい

1年間続けてきたパワーアップ学習。
書きためてきたノートは、
少なくとも1教科3〜4冊、
4教科あるので、12〜15冊程度になるだろう。
多い子はそれ以上。

すごいのは、その数じゃない。
その美しさである。
1年間かけて作り上げてきた
自分なりのノートづくりのノウハウである。

例えば、
問題文は全部書き写さない。
かと言って、答えや記号だけを書かない。
後から見返してわかるように問題の要旨だけを書く。

例えば、
ノート右端には解説やポイントを書く。
間違えやすい傾向や、ミスのわけを記す。
まるで、自分に語りかけるかのように。

例えば
波線、矢印、太文字、囲い枠などを駆使する。
時には、オリジナルのキャラクターまで登場する。
ここには、
「知ること」と「わかること」との違いがある。

その他、
一字一字、丁寧に書き記した集中力がある。
一色一色、意図をもって使い分けた構成力がある。
自分の中で、「概念」を作り上げていく過程がある。

はじめのうちは手探りだったそれも、
今では、そこに、
どことなく、
しかし、確かに
その子らしさが漂っている。

一年間続けてきたパワーアップ学習。
書き留めたノートは、
少なくとも10冊以上。
これは、受検のための学習ではない。
きっと、一生の財産となる。

連絡
宿題  :パワーアップ(社会)
     算数ドリル
持ち物 :リトマス反応を調べてみたいもの
     (醤油、油、酢、洗剤など 5cc程度)
     (魚形のしょうゆさしなどの小さな容器に入れて)
連絡  :運営委員会では、募金の呼びかけを始めました。
     募金日は12月2日〜5日の間です。
     趣旨をご理解いただきご協力をお願いいたします。…
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ろうかはあるこう運動

校内で過ごす時間が多くなるこの季節。
廊下を走り回る姿が目立つようになる。
行儀が悪い、とかという以前に、
危険がいっぱいである。
出会い頭に互いに顔面強打、
スリップして転倒し頭部強打、
想像しただけでも怖くなる。

先週から、
「ろうかはあるこう運動」と称し、
落ち着いて歩いて移動するよう呼びかけてきた。

3階の廊下は「歩こうロード」に模様替えされ、
床に並んだ色とりどりの風船が
「歩こう」「落ち着いて」「ゆっくりね」
などのメッセージと共に揺れている。

同時に「ろうかはあるこうポスター」色塗りコンテストも行い、
約80名の友達、延べ約100点のミニ作品が応募された。
応募された作品は、現在、廊下に掲示されている。
明日は、その結果発表の日となっている。

行き交う子たちが、
その作品の前で足をとめて作品談義を交わしていたり、
揺れる風船に、
思わず走りかけた足をとめていたり、
互いに
「走っちゃダメ!」「歩こうロードだよ!」などと
声を掛け合う姿が増えてきたりしたのが
何よりうれしいことである。

明日は、ポスターの入賞者を発表するが、
本当の意味の受賞者は、
そんな注意ができるようになった
君たち、一人一人である。

連絡
宿題  :パワーアップ(社会)
     漢字の学習
持ち物 :
お知らせ:吹奏楽部のみなさん、
     お土産どうもありがとうございました。…
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電気の利用

今回の学習指導要領の改訂に伴い、
6年生では「電気の利用」という学習が始まる。
6年生で学習している「電流の働き(電磁石など)」は5年生に移行する。

従来の「電流の働き(電磁石など)」の学習で、
電気を通した導線の回りには磁力が生じることを学ぶ。
(電磁石は巻き数を増やせば増やすほど強くなる、とか、
 電磁石は電流が強くなればなるほど強くなる、などといった
 電磁石の性質を学ぶものと勘違いされている節があるが、
 本単元の本質的な部分は、
 電気を通した導線の回りには磁力が生じることにあり、
 電磁石は、そのはたらきによってできる現象のひとつととらえたい。)

さて、そのことが既習になっている子供にとって、
6年生の「電気の利用」で学ぶことは何なのだろうか。
一つは、電気は発電できること、
一つは、電気は蓄電できること、
一つは、電気は消費されること(光や熱などにエネルギー変換されながら)
すなわち、
「エネルギー保存」という物質観・エネルギー観の原則を体得するところに
本単元の本質を見ることができると思うのである。
それが、指導要領実施前の現時点で先行実施してみての
感想ならびに提案である。

今回は、ゼネコンや発光ダイオードやコンデンサを主教材にして取り組んでみた。
発電側は、ゼネコンや光電池
蓄電側は、コンデンサ
消費側は、豆電球や発光ダイオード、モーターなどである。
まず、およそA4版の板を基盤とした。
そこに6つの端子をとりつけた。
中央の3カ所には、発光ダイオードやコンデンサなどの電子部品を
自由に取り付けたり、はずしたり、つなぎなおしたりできるような教具を作ってみた。
かつて、自分が小学校高学年か中学生だった頃、
電子ブロックを基盤の上に並べていろんな回路をつくることができる
「おもちゃ」があったが、それをモチーフにした。
難しいことはわからなかったが、夢中になって、回路を作ったり壊したりした記憶がある。

実際に子供たちに教具が手渡ると、
やはり、その基板に夢中に向き合った。
授業者の発問や授業の仕組み方には問題が山積みだが、
子供たちの追究心には改めて驚いた。
発電を止めてもまだLEDが光っていることに矛盾を感じ目を丸くした瞬間。
1つのLEDが不安定に光るのに対して、
コンデンサを介したもう一方は安定して光ることを発見した観察力。
偶然、2つのLEDが点滅するように光る回路を見つけ出した時の心の動き。
その回路は一体どうなっているのだろうかと、配線をたどって確かめた指先。
赤の配線(プラス)と黒の配線(マイナス)を入れ替えたらどうなるのかな?という好奇心。
だったら、こうしたらきっとこっちも光るはず、という仮説と見通し。
もっと大きなコンデンサだったらもっと長く光るはず、という期待感の高まり。

子供たちの操作活動は、とどまることを知らなかった。

近年、「遊び」も大事な学習だ、と言われている。
私も、もちろん大筋ではそれに大賛成。
しかし、だからといって
学校の、授業という営みの中で、
何でも遊びの要素を取り入れて
夢中にさえさせておけば、そこには必ず「気付き」があるというのには
いささか疑問を感じている。

この一連の学習の中で
こどもたちが夢中になったのも、
言ってみれば「基盤遊び?」かもしれない。
しかし、そこには、単なる遊びとは明らかに一線を画す何かがあった、
「本質に触れる」遊びとでも言うべきか。
そう感じるのは、ちと、手前味噌か。

この本質となる部分をどこにおくかは、
それぞれの授業者に委ねられることが多い。
これからの多様な実践的研究事例によって、
妥当性と信頼性のあるそれを見極めていかなければならない。
(少なくとも、
 発光ダイオードとコンデンサをつないで、
 ゼネコンを回すと電気が発電され、
 発電された電気がコンデンサに蓄電されたり、
 LEDを光らせたりする、
 などというだけの学習にならないように)

連絡
宿題  :パワーアップ(国語)
     漢字プリント
     カラーテスト(理科)「電流の働き」
持ち物 :音楽会のCD申し込み(あれば)
     社会(下)の教科書
お知らせ:…
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