サミットを前に

洞爺湖サミットの主要な議題の中のひとつ、環境問題。
そんな中で、
ちょっと前にはコンビニの24時間営業にまつわる議論が象徴的に巻き起こった。
賛否両論あるが、
どちらの論者にしても、
24時間営業そのものを問題とはしていない。

一例ではあるが、
賛成論者は、
24時間営業をやめればいいとは言うものの、
そのことで削減されるCO2の量そのものに期待しているわけではない。
むしろ、
昼夜の境なく文明を発達させ、生活を変化させてきた
これまでの体質そのものを見直し、
これからの時代、
われわれはどんな志(品格?)をもって社会を形成していくのかを
自制的に見定めていくことこそが大切だと言う。

一方、
(これまた一例ではあるが)
反対論者は、
24時間営業をやめなくてよいとは言うものの、
そのことでCO2の排出を容認しているというわけではない。
むしろ、
深夜の治安を守っているという側面や、
物流の時間差による交通渋滞の緩和といった側面など、
施策や法律だけでは対処できない役割を暗黙のうちに担っているということを
自覚しなければならないと言う。

このような議論を聞いていると、
どこかにも、
よく似た状況に置かれているものがあるなあと思う。

それぞれの都合で展開してきたことで生じる不都合な点について、
そのしわよせを受け入れる役割、
あるいは、起きた事象について実務的に対処する役割、
あるいは、そんな中でも常に理想的、道徳的な視点を持ち続ける役割は、
暗黙のうちに別のものが担っている。

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