引き立て合う

火曜・木曜の朝の会は、
「心と知識を豊かにするVTRデー」。
今朝は、前回の続きからの視聴となる。
番組の途中からの映像だったにもかかわらず、
その世界に入り込むまでには、
そう時間はかからなかった。

今回の題材は、
お茶の「プロフェッショナル」を描いた番組。
このシリーズ、
もうお馴染みの方も多いはず。

担任の好きな場面は
「引き立て合う」
という言葉が発せられる部分。

数種類のお茶が「合組」されることによって「引き立て合う」その様は、
良いものと良いものとで、もっと良くなるというのではなく、
良いものが、良くないものの粗を覆い隠すというのでもなく、
良くないものの力を借りて、良いものをより際立たせるというのでもない。

そもそも、
良いものとか、
良くないものなどという
上下関係の発想は、
そこにはない。

むしろ、
互いの特性と特性とが混成するという
本当に平等な関係だけが
「引き立て合う」ことを可能にしているように思える。

この時、
互いの特性と特性は、異質なものへと
「化ける」と言う。

授業も、
この「合組」のようでありたい。