太陽と大地が

「太陽と大地が。。。」で始まる詩。
「花をさかせ、若葉を光らせ。。。」と続くわずか6行の詩。

みんなと共に学び合う前と、
みんなと共に学び合った後で、
一人一人の詩への印象が、
こんなにも大きく姿を変えながら、
創り上げられていくことがあるのか、
と驚かされた国語の時間。

授業のしょっぱなは、
「わたしたちを楽しませてくれる」というのは、
「これは生きる意味と同じだ」という発言。
それに付け加えて、
    「それをしてくれたことに対するありがとう」という感謝の心だと思う。
きっと、もらったものより少しずつ多めに返すという感じだと思う。
そうか、「負けない」と言っても、相手をけ落とす競争ではなく、
    どんどんよくなっていくような競争なんだ。
わたし、そう思ってもう一回読んでみると、
    「花をさかせ、若葉を光らせ、鳥を鳴かせ」
    と、どんどんよくなっているみたいに思った。
ということは、「太陽と大地」も、
    最初は「花をさかせた」だけだったのかも?
それに対して、「わたしたち」がそれ以上の「お礼」をしたから、
    次は「若葉を光らせた」のかもしれない?
それに対して、「わたしたち」がまたそれ以上の「お礼」をしたから、
    次は「鳥をなかせた」のかもしれない?
それに対して、「わたしたち」がまたそれ以上の「お礼」を???
    (それ以上の「お礼」って何?)

想像しただけで楽しくなってくる。
授業中のみんなも笑顔になっていた。
つい30分前までは、
この詩をこんなふうに読んではいなかった。
担任もご多分にもれず。。。である。

この詩の下りは、
「プレゼントしよう。。。」

ターニングポイントとなったこの詩の下りは、
一往復限りの「プレゼント」のやりとりではなく、
この「太陽と大地」の悠久の歴史の中で、
繰り返し、繰り返し、
相手を高めつつ、相手から高まらせてもらいつつ、
行われてきた営みであるということを、
みんなが共に学び合って、浮き彫りにした。

決して一人ではたどりつけない場所にいたような気がした。

追記
「負けないものを作って プレゼントしよう」の叙述で
 私たちは何をプレゼントすることができるのだろう。。。というおきまりの発問は、
ここまできて初めて投げかけたい発問なのだとみんなに教えてもらった。

連絡
宿題  :パワーアップなし
     漢字の学習
持ち物 :国語(下)の教科書
     算数(下)の教科書
お知らせ:パワーアップ確認テスト予定
    *提出曜日の一日遅れで行う予定
     6日(火)国語
     7日(水)休業日
     8日(木)算数、社会
     9日(金)理科…
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坐禅体験に期待したもの

日曜参観の際の学級懇談会。
テーマは以下。
テーマ「坐禅体験に何を期待したか」
    〜子供の成長過程で大切なもの〜

当日は、参加される保護者の皆様とともに、
子供の成長過程で大切なものについて
広く学ばせていただきたいと思っている。

事前に次の3点についての心づもりをしておいていただけるとありがたい。
1、坐禅体験に期待したことは?その意義は?

2、子供たちの感想から考えたこと
 (当日、資料をお配りします)

3、学級目標
 「一人一人がかがやいて、一つの大きな光になろう」
 を目指している子供たちへの提言
 (約20個の提言を20枚のカードにしてあらかじめ準備しておきますので、
  みなさんとともに、その中から、取捨選択、訂正等をして、
  最終的には10個の提言にまとめようと考えています。)

例)1、ありがとう、って言えますか?
  2、誰かのお役に立ちたい。
   →(修正)親切は、さりげなく、そっと。
  3、あきらめるのは、まだはやい。
  4、一歩も進まなくていい、そこでいっぱい感じて。(など)

連絡
宿題  :漢字の学習
     パワーアップ(国)(算)
持ち物 :(日曜日)算数、国語、図工の作品を持ち帰る袋、筆記用具
          (もうできていればパワーアップ)
     (火曜日)月曜セット
お知らせ:ランドセル、制服でいつも通り登校
     (休日用のダイヤに注意してください)…
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学級PTA活動

「世?一受けたい授業」
というのがもしあるとすれば、
その一つは、
今日のような時間のことを言うのではなかろうか。

授業の鉄則は、ねらいが明確であること。
今日の活動のねらいには、それが大事なのだ、と誰もが認める普遍性があった。

授業の鉄則は、そこに確かな指導性があること。
今日の活動を導いてくださった一言一言が、とても重く、心に響いた。

授業の鉄則は、教材が本質に触れるものであること。
今日の活動のすべてに、派手さは一切なく、だが、何一つ無駄なものなどなく、
その奥に本質を感じ取ることができるような気がした。

授業の鉄則は、個々に学習が成立すること。
今日の活動は、誰のものでもない、自己のハードル(問題意識)がより浮き彫りになった。

授業の鉄則は、仲間の存在が大きくはたらくこと。
今日の活動の節々で仲間をそこに感じることで、謙虚になれる自分がいた。

授業の鉄則は、周到な準備があること。
今日の活動に費やされた時間は、当日の時間の何倍、何十倍であったに違いない。
そこに注がれたエネルギーもまた然り。

授業の鉄則は、学習環境を整えること。
高台から見渡す光景、秋の深まりを感じさせる爽やかな風、修養の歴史が漂う御堂、
目に見えない大きな力に包まれている安心感。

連絡
宿題  :宿題ノート(算数プリント)
     パワーアップ(算数)
持ち物 :スーパー袋3枚
お知らせ:朝練開始(8:20〜パート練習、8:30〜全体練習)…
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小数の割り算のあまりの大きさ

小数の割り算。
しかも、あまりがある場合。
計算ミス多発地帯である。
例年、あまりの大きさに対する不注意が目立つ。

例えば、
2.5÷0.7=3あまり4
という誤り。

今日は、あまりが4ではなく0.4になるということについて
そのわけが、
つい4としてしまう原因が、
もしも4と出てきたらどう見直すかという着眼点が、
みんならしい言葉で語られた。

「あまりの小数点はもとの小数点の真下に」というのは、
それらがあって初めて腑に落ちること。
ミスが減るというのは、
ただ計算を繰り返せばよい、ということではないということ。
計算にも繰り返し繰り返し取り組むけれど、
小数の割り算のあまりの大きさについて考えるということもまた、
同様に繰り返さなければならない。

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宿題  :算数ドリル
     国語ドリル
     パワーアップ(国語)
持ち物 :月曜セット
     学級P用の手提げかばん
    (長ズボン体操服、Bか2Bの鉛筆2〜3本、消しゴム
     A4クリアホルダー、雑巾1枚、ゴミ袋2枚)
お知らせ:学級P活動
    (本日の「ともに」を参照ください)
    (御講話→坐禅の順に変更あり)…
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