くじ引き大会

とあることがきっかけで始まった
2の1くじ引き大会。

つぎつぎと、
くじ引き大会を企画する仲間たちの輪が広がり、
今や、順番待ちの人気となっている。

くじ引き大会とは、
文字通り、全員が一つずつくじを引いて
大当たり、当たりが出たら、
それに応じた景品がもらえるというもの。
景品は、もちろん手作り。
例えば、
大当たりは、金紙のキラキラの折り鶴で、1〜2枚程度入っている。
当たりは、色紙のやっこだこなどの作品で、7〜8枚程度という具合。
はずれでも、空くじなし、というところも
なんともほほえましい。

このくじ引き大会。
準備や企画はなかなか大変!
なはずである。

くじを40枚作り、
そこに、大当たり、当たり、はずれのマークを書き込み、
ちょうどよいくじ引き箱を細工し、
景品を40枚もこしらえるからだ。

なのに、
これを企画する仲間たちが
どんどん増えている。

この裏には、
「みんなに喜んでもらいたい」
「何かの役にたちたい」
という心の作用が働いているようだ。

そんな気持ちになれるのも、
実は、
そのくじ引き大会を楽しんでくれる
仲間たちの姿があるからこそ。

つまり、
相互作用のたまものなのだろう。

当たっても、
はずれても、
わくわく、どきどきする2の1くじ引き大会。
みんなは、
景品の豪華さなんかではない
真の楽しさをちゃんと見極めている。