つるし雲
第55次隊の南極観測活動に合わせた
バーチャル同行シリーズの76回目。
(写真は54次隊のときのもの)
昭和基地で、ある3日間続けて見た雲。
おそらく「つるし雲」のなかまだと思う。
よく富士山の山頂付近で見られる
ちょっとめずらしい形の雲ということで、
何かのスナップ写真で見たことはあった。
それとよくにた雲だったので気になって写真に収めた。
ところが、その次の日も、
また同じ場所にこんな雲が出ていたではないか。
またまた、その日も写真に収めておいた。
すると、その次の日も、
またまた同じ場所にこんな雲が出ていたのである。
3日間連続のつるし雲の出現だった。
またまたまた、その日も写真に収めておいた。
つるし雲は、風と地形の影響によって、
山頂付近を湿った空気が昇る際に断熱冷却されてできるという。
だが、昭和基地付近には、高い山などない。
せいぜい数十〜百メートルくらいだろう。
南極のように低温の場所では、
このくらいの高度でも、こんな現象が起こるのかもしれない。
しかも、よく見ると、
左右に2つできている。”