観測隊ルール(vol.7)
夏訓の間に、
「観測隊ルール」というのがあることに気付いた。
例えば、
隊員のみなさんを、私は
〜先生と呼んでいたのだが、
それは、「観測隊ルール」としてはNG。
年齢や、立場や、役職などのいかんにかかわらず、
みな、〜さんと呼び合うのが
「観測隊ルール」。
限られた仲間たちの中では、
〜さんと呼び合うシンプルさが
よいのかもしれない。また、例えば、
このような誰の仕事にも属さないようことなどは、
できる人が、できることを進んでやるというのが
「観測隊ルール」。
限られた時間で
様々なことに取り組む観測隊員たちにとっては、
互いの貴重な時間を少しずつ融通し合うことが
最大の成果を出すことになるのかもしれない。
また、例えば、
酒宴の席では互いについで回ることはせず、
もっぱら手酌というのが
「観測隊ルール」。
これには、一般社会では意見が分かれるところだろう。
一見古いしきたりのうようだが、
円滑にコミュニケーションをとるにはある程度必要だ、という見方である。
そんな中、観測隊では、
あえて、手酌派をとっている。
限られた医療設備の中では、
健康管理は自己責任で、
という自戒の意味がそこに込められているのかもしれない。
まだまだあるだろう「観測隊ルール」を
うっかり見逃していると
大変なことになりそうだ。”