「てまりんご」商品開発に寄せた思い

松商学園高等学校が
「てまりんご」という
ドライフルーツの商品を開発しています。
これがとても不思議な食感。
先々週、先週と続けて入手し
リピーターとなっています。

ドライといいつつ、ちゃんとしっとり感もあり
うまく開発されてきたことがよくわかります。

この開発に至るまでには
こんな背景があったということです。

以下は、商品説明の用紙に添えられていた言葉です。(一部)

「安いから、便利だから、きれいだから、おいしいから
 私達消費者が商品を選ぶ理由です。
 しかし、本当にそれだけでいいのでしょうか。

 地域の農業を守ることは、
 地域の姿を、この自然を、

 そして文化を守ること
 (中略)
 そんなことを考えてほしくて、
 この商品を開発しました。

 手間暇かけたものには
 どれも価値があるはず

 本当に大切なのは
 みんなで考えていくこと

 競争社会から共創社会へ」

今、地域の農業を取り巻く環境は、
海外の安価な農産物の進出や
大規模店舗の展開、
後継者問題等の多くの課題に直面しています。
長い間手塩にかけて育ててきた作物が
台風などたった数時間の自然災害で無駄になることもあります。
傷があったり形に不備があったりするだけで
店頭に並べることができず、
「加工品」として安価に取引されてしまうそうです。
そこで、地域の宝を守るために立ち上がったのが
「てまりんご」プロジェクトなのだそうです。

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