保育園でのアウトキャンパス

 この日は、アウトキャンパススタディの一環として地域の保育園を参観させていただきました。小学校教員を志す学生さんが、就学前の子どもの姿に触れることにはとても大きな意味があります。また、園長先生や保育士さんがどのように接し、そこにどのような配慮があるのかを間近で学び取る貴重な機会でもあります。

 保育園に到着すると、多くの保育士の方々が私たちを温かく招き入れてくださいました。子どもたちも笑顔で手を振ってくれます。まず参観させていただいたのは5歳児の折り紙の活動でした。私たちはその光景にあっというまに釘付けになってしまいました。先生の指示に静かに耳を傾ける姿、その指先を食い入るように見つめる目、隣の子と互いに教え合う声、ひとつ折るごとに自信が深まっていく笑顔。先生への信頼と、仲間との友情と、自分がここにいるということの安心感に満ちた空間でした。

 

 人が大人に成長していくという過程になくてはならないものが、ここにはあふれていました。

 授業を準備していただいた担任の先生、企画を導いてくださった園長先生はじめ多くの先生方、そして子どもたち、参観させていただきどうもありがとうございました。

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