科学の時間 H中学校での南極授業

 この日は、H中学校の「科学の時間」にお邪魔させていただき、「南極授業」をさせていただきました。60分を超える長時間であったにもかかわらず、生徒さんたちは終始熱心に映像を見つめたりメモをとったりされていて、こちらが圧倒されるほどでした。

 この日の主なコンテンツとして事前に4つを準備していきました。その内の最後の4番目は生徒さんたちに「選択」してもらうことにしていました。みんなの意思表示は拍手でしてもらいました。その音が最も大きくなったのは、その名も、「決してあきらめない男たちのドラマ」というタイトルのついたコンテンツ。



 「南極授業」では、どちらかというと理科的な内容になりがちです。ですが、南極観測はそれに取り組んできた多くの人たちの足跡でもあります。失敗や苦難を乗り越えて力を合わせながら安全に目的を達成することの尊さは、「科学」の基盤の重要な部分を支えているように感じるのです。

 次期学習指導要領では「学びに向かう力・人間性」が評価の観点として新たに示されましたが、H 中学校の生徒さんの多くが選択したのは、まさに、この部分。単に理科が好きだとか嫌いだとかの垣根を越えた力が育っているのを感じさせていただきました。ありがとうございました。