氷の滝、氷瀑

南極授業が授業であるために47

次の2枚はこれ。

左は、滝のように流れる常願寺川である。
富山には、標高3000mの立山から、
深海1000mの富山湾まで実に豊かな自然の姿がある。
富山湾には、日本海に生息する魚類の半分以上がいると言われるが、
それは、多くの河川が森からの栄養を海底に送りこんでいるためだと考えられている。

右は、スカーレンの氷瀑である。
まさに、氷の滝である。
私たちが野外で活動したスカーレン大池横のカブースには
すぐ目の前に、この光景が迫ってくる。
この氷の動きは年間に数メートル程度だと思われ、
私たちの目にはただ止まっているようにしか見えないが、
南極の、何千年、何万年という時のスケールを考えると、
それはやはり、「氷瀑」の名にふさわしい荒々しい流れで
湾に注ぎ込んでいることに他ならないのである。

スカーレンの野営地に降り立った瞬間、
これは、
常願寺川の急峻な流れそのものだ、と私は感じた。