故郷の自然の魅力

南極授業が授業であるために46

南極のことを伝えるために
「南極授業」をするわけではない、
ということは
9月のある日のここで書いた通り。

では、なんのための「南極授業」なのか。


この2枚の写真を並べて見てみる。
左側は、わが故郷富山の立山を映すみくりが池。
右側は、南極にそびえるシェッゲという断崖を映すスカルブスネスの海。
どちらも、鏡のような水面に映った姿がとても美しい。
風がおさまり、波が静まった一瞬だけ、
このような光景を見せてくれるのだ。

この「逆さシェッゲ」を南極で見たとき、
私の脳裏には、
故郷立山のみくりが池が
はっきりと浮かんで見えたのだった。
そして、
故郷の自然の魅力を
再発見させられていた。

なんのための「南極授業」なのか。
その問いの答えのひとつが見つかったような気がした。”

前の記事

50年、100年先

次の記事

目に浮かんでくるもの