れっきとした授業へ

南極授業が授業であるために30

「昭和基地には太陽光パネルがある、
 南極には太陽が全く昇らない季節があるのに。」

この矛盾を矛盾でなくそうとして、
子どもたちは動き出す。

例えば。。。
「きっと、太陽があるうちに、
 いっぱい電気をつくっておいて
 昭和基地のどこかにためておくのかもしれない」
という仮説を抱き始める、とか。

このことを、
子どもの側からもう少し詳しく見てみると
次のようなことが言える。

電気についての学習は小学3年生からで、
まめ電球をつけるとか、
モーターを回すとか、
主に消費に関する活動をする。

また、小学4年生では、
太陽光パネルを扱いながら、
そこで、発電という活動を体験する。

そんな子どもたちが、こんどは
電気をためる、
という新たな概念をもちこんでくるのだ。

そこに、今回は、
コンデンサーを登場させてみることとする。

こうして、
子どもの思考にあった
手作り教材のスケッチを描いて行く。

南極授業が
れっきとした授業となるために。