南極と立山のご縁
南極授業が授業であるために26
ベテラン研究者と若き研究者の出会いは
偶然だったのか、必然だったのか。
それは、
南極と富山とのご縁だとしか言いようがない。
そういえば、
他にも思い当たることがある。
実は、
このベテラン研究者は
私にこのようなことも語られたのだった。
「この調査の背景には、
それを引き受けてくれた山岳ガイドさんたちの存在があるのです。
危険を省みず、
もてる経験と技術を
惜しみなく発揮していただきました。」
そのお話を聞いて私は、
かつて第1次南極観測隊に参加した
立山山岳ガイド「芦峅五人衆」の姿を重ねた。
昔も今も、変わらない気質で
立山を舞台にご活躍する山岳ガイドさんたちとのご縁が
ここにもあった。