授業は生き物

南極授業が授業であるために21

「だったら、なぜ富山県人だったのか?」

その新たな疑問に向かって
子どもたちは様々に類推する。

富山県人は勤勉だから。
富山県人は雪に強いから。
富山県人は我慢強いから。

いつの間にか、
子ども達は、
富山県人としての自覚と誇りに
自ら気づいていくのである。

それまで、
「南極」一辺倒だった授業に、
新たな概念「ふるさと富山」という価値が加わわりながら、
授業は、まるで生き物のように姿を変容させていくのである。

そのタイミングで、
満を持して、本物の「佐伯隊員」がご登場された。
50年の時を一瞬のうちに飛び越えて、
まるでタイムマシーンにでも乗ってきたかのような
そんな錯覚に、私は陥っていた。