授業の基本

南極授業が授業であるために22

南極授業なのに、
なぜ富山なのか。

そこが、実は、
南極授業が授業であるために
重要な部分なのである。

南極授業なのに
南極でないことが重要だ、
ということは
おそらく普通は
すんなりとは理解してもらえない部分だと思う。

そもそも授業とは、
誰かに何かを教えてあげる、というものではないはずだ。
もしも、そういう気持ちで授業をしているとしたら、
子どもの前に立つべきではない。
(仮に完璧にそう思えなくても、
 そういう気持ちを忘れないで教壇に立とうと心がけるだけでいい。)

それが、授業の基本中の基本。

実は、南極素人の私が、
南極授業をするということに
不安は山ほどあったが、
「南極を教えるために」南極授業をしているわけではない、
という授業の基本だけは
いつも忘れずにいたつもりだった。”

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