失敗という教材性

南極授業が授業であるために13

授業コンテンツ「JARE54-世界初!無人航空機気体サンプリング」が
子どもの心をとらえてはなさなかった理由の二つ目は、
それが「成功」ではなく「失敗」という場面であったことだろう。

そのときの研究者たちの残念そうな声、
くやしさのにじみ出た言葉、
それでも笑ってみせたあの表情、
傷ついて回収された機体。。。
どの姿も
ぜひ子供たちに丸ごと提示したい、
そう思った。

だからあの日は、
実験が終わってからも
傷ついた機体が回収されて戻ってくる瞬間を見届けようと
回収ヘリが基地に到着するまでずっと待つことにした。

実際の授業で子どもたちは、
その時の映像をくいいるように見つめたのだった。”