あれは夢ではなかったのか(7)(VOL.129)

もしかすると、
あれは夢だったのか。。。
つい、そう思ってしまいそうな光景がいくつかある。
それらを書き留めていくシリーズの7回目。
(7) ハロー

太陽のまわりに大きな輪を描いてできるハロー。
雲を構成する氷結晶と太陽と自分の位置関係で出現するという。

昭和基地滞在中には頻繁に目にした。
それは、ただ南極では出現回数が多いからという理由だけではないように思う。
きっと、南極では空を見上げる機会が圧倒的に多かったからなんだ。

済んだ空気を胸一杯に吸い込んで空に届くまで手を伸ばしたり、
夢をつかむまで仲間とともに何度も飛ぼうとしたりしたあの光景。

もしかすると、
あれは夢ではなかったのか。。。”