あれは夢ではなかったのか(4)(vol.124)

もしかすると、
あれは夢だったのか。。。
つい、そう思ってしまいそうな光景がいくつかある。
それらを書き留めていくシリーズの4回目。
(4)ペンギンの足跡

袋浦には、ペンギンのルッカリーを調査するための白と赤の小屋がある。
白いのは豆腐ハット、赤いのはアップルハットと呼ばれている。
その小屋の近くの砂浜で、ペンギンの足跡を採取することにした。
手前に並んでいる白い筒がそれ。
夢だったのかと思う光景とは、この装置が並んでいる光景ではない。

海を眺めているときはいつも、その足下から突然、
バシャバシャと音を立てながらペンギンたちが水から這い上がってきては
なにくわぬ顔で私の目の前を歩いて通過していく光景の方。

もしかすると、
あれは夢ではなかったのか。。。”