休日日課(vol.105)

今日は、昭和基地での休日日課。
と言っても、
隊員たちにはそれぞれの任務があり、
全員がそろって休暇をとるということはまずない。
私の場合も、これまでに数回あった休日日課の日は
他のオペレーションと重なっていて、
1月1日以来、2回目の休日日課となった。

そんな今日はこんな一日。
午前8:00に海氷に出る場所に集合し、
みんなで倉庫から、氷掘削用のドリルや発電機などを運び出し、
スノーモービルや雪上車に乗せて、いざ、出発。

目的の地点についたら、今度は氷にドリルで穴を開けるのだが、
ここは機械隊員たちが手際よくドリルの準備をしてくれた。
さっそくみんなで力を合わせて掘り始める。
ドリルの先を何度も継ぎ足しして、
約1時間後、なんと約4mも掘ったところで貫通した。

この作業中に、なかなかおもしろい発見がたくさんあった。
まず、表面の白い部分をスコップで掘るが、ここは約50cmの積雪の部分だったこと。
次に、その下に真っ青に透き通った氷があったこと。
さらに、その雪と氷の境目に自然と水がたまってきて、それはまるで、岩の間から出てくるわき水のようだったこと。
試しに口にふくんでみると、この水は、海水ではなく真水だったこと。。。。。
ドリルで掘削した後の少々汗ばんでいた体にこの真水はあまりにもおいしく、みんなでごくごくと飲んだこと。

考えてみると、この水は、
もともとは降雪あるいはそれらによっておし固まった氷がとけたものだろうから、
まじりっけなしの蒸留水そのものだと思われる。
そんな超がつくほどの軟水が氷結温度で湧いているのだから、
飲んでおいしく感じられるのも無理はないことだろう。