しらせからヘリで約10分。
本日午前、昭和基地入りした。
昭和基地のAヘリポートで私たちは、
真っ黒に日焼けした越冬隊のみなさんの笑顔で
迎え入れられた。
基地の周囲の海は全て凍りついていて、
周辺はどこを見回しても緑一つない。
ごつごつした大小さまざま岩たちがあちこちに転がっているだけ。
よく見ると、すべてある方向に筋が入っていたり、
異様なくぼみや穴があちこちに見られたりする。
そんな昭和基地を例える言葉は人それぞれ。
ある人は、「むき出しの地球」と呼び、
またある人は、「まるで工事現場のよう」と言う。
私は、ちょっと小高いみはらしのよい場所にたった時
「火星か月面に着陸したみたいだ」そう思った。
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