見えない仕事

3年社会科「スーパーマーケットで働く人」

今日の授業の入り口には、
スーパーマーケットの仕事を
勢いよく語る子どもがいた。

今日の授業の出口は、
スーパーマーケットの見えない仕事が
気になってきた子どもがいた。

では、その過程の45分間には一体何があったか。

まず、近所のスーパーの品物たちの写真があった。
品物は整然と並べられ、値札はわかりやく貼られていた。
また、店内の動画もあった。
遠くに見える様々なコーナーや、片隅で働く人の姿も映っていた。
その資料や事実から、子どもたちは、
減ってきた品物を補充する仕事や、タイムサービスをしたりする工夫などを想像した。
(と、ここまでが、授業の入り口)

次に、そんな仕事をする店員さんは
きっと30人、いや、50人いると、言い出した。
しかし、さっきの映像には、
店員さんらしき人は2〜3人しか映っていない。
そこから、子どもたちは考えた。
残りの大半の人はスーパーの裏側にいるんだよ。
そうだよ。
(と、ここが授業のターニングポイント)

T:スーパーの裏側にいる人は
  本当に、スーパーで働く人と言えるの?
(と、これが中心発問)

言えるよ、だって、たくさんの荷物を運んでいるんだから。
それに、できたての料理を作っているんだから。
それに、掃除をすることもあるよ。
それに、レジをうったりもしなくちゃね。
そうだよ、いろいろなことをしたり。。。。。
ん?いろいろなことって、どんなことだろう?
調理場って、給食室より広いのかな?狭いのかな?
一日に、何時頃が一番お客さんが多いのかな?朝かな?昼かな?
(と、ここがわかっていそうで言えないことに自ら気付いていく山場。)

こうして、スーパー見学に向けた意識付けの1時間が終わる。

今日の授業の入り口は、
スーパーマーケットの仕事を勢いよく語る子どもで、
今日の授業の出口は、
スーパーマーケットの見えない仕事が気になり始める子ども。

その45分間には一体何があったか。
そこには
「授業」があった、
としか言いようがない。