5の2編 ×は必要ということ
5の2の理科「発芽の条件」の学習。
この日はいよいよ、
条件を変えながら発芽実験を行ってきた結果を
みんなで確認する日だった。
日光あり ○
日光なし ○
肥料あり ○
肥料なし ○
水あり ○
水なし ×
空気あり ○
空気なし ×
温度あり ○
温度なし ×
実物を拡大投影しながら、
黒板に結果を列挙していく。
やっぱり〜
え?なんで?
ということは!
それぞれの結果に
歓声や驚きや疑問の声が挙がる。
(そのつぶやきはどれも宝石の原石のようなもので、
その後、新たな問題解決につながっていくものばかり。
その話題は後日。)
列挙された結果を見て、みんなは、
発芽しなかった×は3つあることを確認した。
その時、ある子がこうつぶやいた。
「逆に言うと、×は必要ということかあ。。。」
一瞬、クラスの空気が止まった。
ん?
あ〜、そういうことかあ。
じゃ、×が発芽には大事なんだ。
そう言われて、改めて×のついているところを見ると、
水なし ×
空気なし ×
温度なし ×
つまり、発芽の3条件「水、空気、温度」が浮かび上がってきたのである。
この日は、
「×は必要ということ」
というあの子の言葉が何度もリフレインした。