くせになってきた
給食時間中のこんなひとこと。
「先生、なんか、もうくせになってきた。」
最近の2の1では、
給食の食べ残しを減らそうと
クラス全員でがんばっているところ。
多少時間がかかっても、
昼休み時間に入っていても、
涙を流しても(?)、
なんとか最後まで食べきってから片付ける、
ということを約1週間続けてきた。
もちろん、
別に好き嫌いという理由で残す場合ばかりではない。
もとより、食べる量は一人一人に差がある。
始めに、自分が食べられる量を決め、
決めた分は、最後までがんばるのである。
(多いなと思う子は、減らす。
(まだ食べられると思う子は、増やす。)
期間限定で行った取り組みであるが、
みんな、がんばっていた。
涙ぐましい努力の姿もあった。
親心としては、
「このくらいでよしとしてあげたい」
と思うこともあった。
そんな折、
ある子のこんなひとことが
くじけかけた担任の心に勇気をくれた。
「先生、なんか、もうくせになってきた。」
「え?」
「最後まで食べきるのが、くせになったみたい。」