季節外れ

4の1の小動物コーナーに
新たななかまが加わった。

驚いたことに、アゲハの幼虫だった。

近頃の冬を感じさせるような寒い日々は、
昆虫たちの冬支度も容易に想像させていたが、
なぜか、
このアゲハは、幼虫のままだった。

この季節外れのアゲハの幼虫に
さっそくみんなが集まってきた。

どうして、今頃?
なぜ、さなぎにならなかったの?
このあと、どうなるの?
もしも、自然の中にいたら?

と、一気に、
みんなのあれ?なぜ?どうして?が吹き出してきた。

そして、次の瞬間には、
「なんとか無事にさなぎにさせようプロジェクト」
がスタートしていた。

みかんの葉っぱがある方は、ご協力をお願いします。

それにしても、
いったいどっちが季節外れなのだろうか?

気温やえさの量や棲息環境や、
その他多様な自然の営みで動いているのは、
むしろアゲハの方。

「秋になるとアゲハは蛹になります」
という模範解答は、
アゲハにとっては何の意味ももたない。

もしかしたら、アゲハの体内時計から
大きく外れたことをしているのは
人間界の営みの方かもしれない。

まあ、心当たりはいっぱいある。
「○○しているなんて、季節外れだね」
とアゲハさんから言われてしまいそうだ。