パワスポ

4の1古い道具博物館が開館した。
場所は、4の1前ワークスペース。
そこにならぶ古い道具たちの一つ一つが
今、絶大なる存在感を放っている。

そのそばに立つと、
当時の人々の細やかな息づかいが感じられるととともに、
数々の優れた知恵にも気づかされる。

そっと手にとると、
日々のくらしの厳しさを知ることができるとともに、
それにも負けないたくましさも伝わってくる。

じっと見つめていると、
その周辺で起こっていただろう日常の出来事までもが目に浮かぶとともに、
長年使い込んできたものへの愛着を再認識させられる。

4の1古い道具博物館。
年月を経てもなお、
今もこうして存在する古い道具たち。
そこに居るだけで、
その存在そのものへの感謝と畏敬の念が、
たちまち自分の体を包んでしまう。

自分にとってのパワースポットは
もしかしたら、ここなのかも。

追記
その力に惹き寄せられるように、
今日の昼休みにはたくさんの友達が来館してくれた。
チケットは売り切れ、
パンフレットは増刷し、
館内には人の波が押し寄せた。
4の1のみんなもそれぞれの持ち場で大忙し。
「先生、大繁盛です」
「先生、こんなに来てくれてうれしいです」
「先生、人が多すぎて肝心の道具が見学できません」

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