脱線

とある講演会で貴重な話を聞く。

発酵からのものづくりに精魂込めてとりくまれ、
そこに科学の楽しさと有用性を
ずっと感じ続けてこられた
穏やかながら力強いお話だった。

話の中心はさておいて、
その中で、
学生時代の恩師の方の思い出話があった。
算数、数学の先生とは、一日中、
楽しく考えごたえのある問題に取り組んだ、
とか、
授業から脱線した話が、興味深く楽しかった、
とか。

この余裕やゆとりや遊びの部分が、
壇上で穏やかで力強くお話される
そのお人柄になっているように思えた。

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