付け足し
国語の学習は、
「かむ」ことの力。
段落ごとのつながりを学ぶことが主眼。
今日は、3〜5段落目に進んでいた。
3段落の内容をおさえ、いよいよ4段落へ向かったときのこと。
4段落の最初の2文字は「また、〜」である。
子どもたちは、すぐに、
「3段落の付け足しだ」と見抜いた。
次の子は、
「3段落の、骨、筋肉、関節。。。の他にも
まだ「かむ」ことのよさに付け足しがあるということだ」と語った。
次の子は、
「付け足しは付け足しだけど、ただの付け足しではないと思う。
3段落にはない、違う面の付け足しだと思う」と語った。
この鋭い発言の意味がみんなに少しでも伝わるように、
担任は思わず余計なことを言ってしまった。
「同じものを付け足すのではなく、違うものを付け足す。。。
なるほど。。。
アイスクリームのダブル重ねを注文して、
普通は、バニラ+バニラを注文しないよね。
やっぱり、チョコミント+オレンジシャーベットのように違う種類を重ねるよね。。。」
子「うん、そうだね。やっぱり違うのを食べたいよね」
子「え?そう?私はいつも、ストロベリーのダブルだけど」
すかさず、
「先生、話が脱線しています!」との声。
あわてて話を元に戻す。
「では、4段落のアイスクリームですが、
いったい、3段落というアイスクリームに
何を付け足したのでしょうか?」
「それは、『だ液』です」
。。。。。。。。
。。。。。。。。
。。。。。。。。
うわ〜、やめて〜、アイスにだ液を付け足すなんて〜
アイスクリームの例えは質が悪くて申し訳なかったが、
「3段落の内容に、ちょっと違う「だ液」という観点から
付け足しをしている4段落」
ということを、
このあと、黒板がいっぱいになるまで意見を出し合ったみんなだった。