呉羽山へお花見

呉羽山へのお花見。
これは、年間の行事予定表には決して載らない
毎年恒例の附属小行事の一つとなっている。

この日も
ぽかぽか陽気の中、
満開の桜のトンネルをくぐりぬけ、
呉羽山から富山平野を見下ろし、
雄大にそびえる立山連峰を眺めた。

不思議なことに、
満開に咲く桜たちの様子が
子どもたちの心をわくわくさせている。
テレビやゲームとはひと味もふた味も違う感覚で。
それは、例えば、
食卓にたくさんの手料理がならぶただそれだけで
にぎやかな気分になってしまうのと
何だか、似ていた。

不思議なことに、
眼下に見下ろす富山平野が
子どもたちの心をゆったりとさせている。
それは、例えば、
温泉の中に身を委ねるただそれだけで
心が溶けていくような気分になってしまうのと
何だか、似ていた。

不思議なことに、
目の前にそびえる立山連峰が
子どもたちの心を正しい方向に導いている。
それは、例えば、
愛情をそそぐ周囲の人がそばにいてくれるのを感じるただそれだけで
安心と希望が満ちあふれてくる気分になってしまうのと
何だか、似ていた。