かがやき

国語の教科書の巻頭詩「かがやき」。
わずか6行の詩。

まだ担任として駆け出しの頃は、
こんなたった数行の題材を
どう授業にしていけばよいのか
わけがわからないでいた。

しかし、何年生の教科書にもある
このわずか数行の巻頭詩は
国語的にも、学級作り的にも、児童理解的にも、個性発揮的にも、
欠かせないものだと思うようになった。
そして、今日も、
その思いを強くしたのである。

雲がかがやいている
林 の上で

みんなのほおもかがやいている
湖のほとりで

あ、今、太陽が
山をはなれた

この詩から飛び出した
子供たちの発言はこうだ。
(紙面の都合で段落や叙述の部分は割愛)

太陽は笑顔が絶えないようにしているんだ
笑顔は人の役に立つよ
悲しみもふきとぶよ
山から出てきたばかりのほんの小さな太陽でも元気がでる
自分も光らないといけないなという気持ちになる
太陽はチャレンジ、勇気、元気のみなもと
陽が昇ってくると毎日がんばるぞと思える
落ち込んでいても明るくなる
太陽は沈んでも、毎日昇るよ
笑顔があると助け合えるクラスになる
教室にも笑顔の太陽を
一人でも笑顔でないとみんなさびしい
今、太陽はのぼったばかりだが、これから世界中を光らせるんだ

国語の教科書の巻頭詩「かがやき」。
わずか6行の詩。
このわずか数行の巻頭詩は
国語的にも、学級作り的にも、児童理解的にも、個性発揮的にも、
欠かせないものだと思う。

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