教室1周実験

理科「明かりをつけよう」の一場面。
これまで子供たちは、「電気を道に迷わせよう」と
長い導線を、B4の用紙の上で、思い思いに這わせながら、
いろんな回路を作っていた。

くるくると電話の受話器の線のように巻いた回路。
30回以上もぎゅっとしばった回路。
ネコの顔のようにした回路。
これなら、もしかしたら、
電気が途中で迷ってしまうかも。。。
いや、電気が迷うはずがない。。。
そんないろんな期待感がうずまいていた。

そして、いよいよ点灯。
結果は、どれも、電気が通った。
しかも、一瞬で。
「やっぱり!」
「どんな回路でも一つの輪になっているからね!」
みんなは納得をさらに深めていた。

そこに、ある子が発言する。
「先生、教室1周するくらい長い導線でやってみたい!」
「うん、それ、おもしろそう!」
「きっと、それも一瞬でつくよ!」
「へえ、一瞬でついたら、すごいよね!」

と、次の実験への見通しがたったところで
前の理科の時間は終わっていた。

そこからが今日の理科。
さっそく、用意した約20mの導線を、
みんなの手に順に渡していく。
ぼくも、私も、と手を伸ばす。
中には、ぎゅっとにぎったり、
折り曲げたりして、電気の流れを制御しようとする姿もある。

いよいよ、導線の先を結ぶ。
「3,2,1,はい」
「ついた〜」
「すごい!速い!」
「まるで、レーシングカーみたい!」
「レールを走る電車みたい!」
「やっぱり、一つの輪になってるからだ!」
そこからは、そんなみんなの電気の流れに対するイメージを
図に表していく。

ある程度イメージができたところで、
こんどはこんなことを聞いてみる。
「そんなに速く走っている電気なら、
 1mmくらい切れていても、
 飛び越えるのではないの?」

そんな担任に、
子供たちは、一気に声をあげて言った。
「そんなはずないよ〜」
「1mmだって切れていたら輪になってない!」
「電気くんは、そこで止まってしまうよ!」
「電気くんが、ジャンプできるはずがない!」
「たとえジャンプできたとしても、
 ちゃんと1mm先に着地するレールがあるとは限らない!」
「銀河鉄道999みたいにね」

ここで「銀河鉄道999]の映像が出てくるとは思ってもいなかったが、
今の3の1には、とてもわかりやすく、
今の3の1のみんなにだけ理解できるような、
共通の言語でもあった。

その後、各班では、さっそく、1mm実験が行われた。