アゲハ

先週、アゲハの幼虫を手に登校する子がいた。
近所の木の葉にいたのを
今年もわけてもらったとのこと。
去年のアゲハはこんな模様だったから、
今年のアゲハはどんな模様なのだろうと、
楽しげに話をしてくれた。

週が開けたこの日も、
その子の手には同じアゲハのケースがあった。
土曜・日曜の間、アゲハが心配だからと、
家に持ち帰ってお世話を続け、
再び、学校に持ってきてくれたのだった。

みんなで、またそのアゲハの幼虫を覗き込む。
こんどは、一回り大きくなっていたのがすぐにわかった。
体の白い線もくっきりとしていた。
どうやら、この間に脱皮をしたらしい。

同じ幼虫を観察しているのに、
先週見た時の感動と、
この日の興味は、やっぱり違う。
アゲハの成長とともに、
ぼくらも成長をしている。