たまご

先日、子供たちと雑草探検に中庭に出た。
約束はいつも、
「ひとつだけ、たったひとつだけ
 自分が気に入った雑草だけを
 『雑草さん、ありがとう』
 と言って摘ませてもらいましょう」

子供たちがお気に入りの雑草探しに夢中になっている横で、
担任は、ちょっと気になることがあって
中庭の隅の方へ向かった。

そこはキャベツの葉。
そっと葉の裏を調べてみる。
2〜3枚めくったところで、
あった、あった、モンシロチョウのたまごが。
教室に持っていくために、
その葉を拝借させていただく。

すると、すぐに子供たちも集まってきた。
「モンシロチョウのたまごだよ」
と言う担任の声などまるで気にもとめないで、
自分が見つけた雑草について矢継ぎ早に紹介してくれるみんな。
(そもそも、それが目的で外に出てきているのだから、
 子供たちはかなり正しい。)

しばらくして、ようやく
担任が、何かを自分たちに見せようとしているということに
気付きはじめた。
そのうち、自分たちでも卵を見つけようと
キャベツの葉の裏を調べ始めた。
子供たちの興味というのは、すごいと思った。

お気に入りの1本を見つける中庭の雑草探検。
そんなたった1本の雑草の観察でも、それはそれだけでは終わらない。
その1本を選び出すまでに、
何種類もの雑草たちを見比べるという動きが伴う。
その1本を選び出すまでに、
それが醸し出している雰囲気までをも感得する。
その1本を選び出すまでに、
そこに集まる虫や卵などとの出会いもある。

卵と言えば、
今朝は、多くの子供たちと一緒に
メダカのたまごとりに夢中になった。

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