台風一過の生活科概論

 日本列島を大きな台風が通り過ぎていきました。幸い、本学では大きな被害はなかったようです。そんな台風一過のこの日、公園に行ってみると….ありました、ありました、生活科の素材たちがあちこちに。普段は、まだ高い木の枝の上にあるような青いドングリもたくさんありました。


 生活科概論では、子どもたちの気づきや学びはどういうものであるかについて、私たちも実際に活動を通して考えてみたいものです。実際に、木の葉や実を手に取ってみると、たくさんある中からそれが気になった子どもの思いが見えてくる、組み合わせてみると思ったようにはならないという苦労が理解できるようになる、何気ない配置の中にもその子なりのストーリーがありありと立ち上がってくる、誰と比べるわけでなくその子一人ひとりの存在がいとおしくなる、そんな瞬間があります。教師という仕事は子どもを知るということ抜きにはできないことなのだろうと思います。