福寿大学 SYOWAの先輩方と共に学ぶ

 9月22日、某市の福寿大学にて南極をテーマにしたお話をさせていただきました。この日の演題は、「映像に刻まれた54次隊の南極観測活動〜昭和基地開設60年の中の1ページ〜」とさせていただきました。この時、ヒントとなったのが、ご依頼をいただいた館長さんのこんな一言でした。「ちょうど今年で60周年なんだそうで。。。」



 生命をつなぐ本能 「呼び出し給餌」

 南極観測の中心は、一言で言えば「地球環境の変化」を科学的に捉えることだと言えるでしょう。ただ、その答えはすぐに出るものばかりではありません。何年、何十年と観測を続けてきて初めて見えてくるものでしょう。それを、厳しい自然環境の中で積み上げていくのが観測隊の仕事だと言えます。南極3大発見の一つ「オゾンホールの発見」もそうした小さな足跡の積み重ねの成果です。私が同行した54次隊もその歩みの中の1ページ。今回は、そんな観点から構成させていただきました。

 昭和基地にアンテナ1000本を建てるPANSY計画

 参加された皆様は、終始、熱心に見聞きされ、たいへん圧倒されました。皆様の学ぶ情熱にどれだけお応えできたか甚だ不安なところです。私と致しましては、この日、SYOWAの諸先輩方と共に学ばせていただいたことを誠に光栄に思います。ありがとうございました。

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