ものづくりフェア第2回準備会 愛着湧くものたちを惜しげもなく 

 昨日に引き続き、第2回準備会を行いました。今日の目標は合計120個の模型部品を作ること。集まった学生さんからすぐに作業が始まっていきました。もう慣れた手つきです。役割分担もあうんの呼吸で決まっていきました。材料の寸法を測り取る役、印の通りにカットする役、カットしたものから順にドリル加工をする役、部品のシールを丁寧に拭き取る役。。。。

部品のシールを丁寧に拭き取る

 単調になりがちな地味な作業ばかりでしたが、理科室には終始笑い声が絶えませんでした。このメンバーたちにはどんな仕事も楽しみに換えることができる不思議な力があるようです。そこにものをつくるという作業があったことも決して偶然ではないような気がします。

 気がつけば、120個の部品がきれいに並んでいました。しかも、なかなか美しい出来映えです。

きれい並んだ120個の部品部品一つ一つに愛着が湧くという感覚

 開けた穴のバリを取ったり、切り落とした切り口の角度を気にしたり、はがしたシールの跡をスプレーを吹きかけて磨いたりしたのだから、当然です。拡大してみると一つ一つが愛おしく見えてきます。

 愛着が湧いてきたこれら一つ一つを、今度は、惜しげもなく子どもたちに一つ一つ手渡していくのです。当日が待ち遠しくなります。

 この気持ち、授業前に手作りして準備した教材が、授業の中で、徐々に子どもたちのものとなっていくあの感覚とどこか似ているなあと思いました。