大学祭「梓乃森祭」準備始動

 来る10月14日、15日に行われる大学祭「梓乃森祭」に向けて、教育学部の学生さんたちも本日、始動です。大学全体としては、当日多くの模擬店やイベントが目白押しなのだそうですが、教育学部で学ぶ若者たちは現在、「理科チーム」、「音楽チーム」、「体育チーム」、「心理チーム」、「対人関係チーム」、「食育チーム」を編成してそれぞれに活動を企画しています。 私は「理科チーム」の様子を近くで見させてもらうことになりました。今日そのチーム打ち合わせがありました。写真はその時の様子です。

理科チームの打ち合わせ

 単なる打ち合わせではなく、実際に実験を体験しながら子どもの気持ちになって検討を重ねています。板書も進んで引き受けてくれています。この間、安全に活動できるか、どこまで工夫の余地があるか、薬品の量はどのくらいが適しているか、反応はどのくらい期待できるか…メンバー一人一人の脳裏には、子どもたちが目を輝かせている姿が浮かんでいたに違いありません。

リーダーを中心とした検討電子黒板で板書にも挑戦

 実はこの日のチーム打ち合わせに先駆けて、昨日の夕方、チームリーダーのRくんが一人で私の研究室を訪ねてきました。みんなの意見をまとめた企画書A4版3枚分を手に持って。

 企画書が3枚になった理由はすぐに分かりました。理科実験の候補が10通りもあり、それぞれの案について<材料>、<予算>、<作り方・実験方法>、<備考>が記されていたからです。さらには、実際の運用をイメージして注意事項も添えられているという完璧な企画書でした。中でも私がもっともうなづかされたのは、「子どもが目を輝かせて取り組めるものをいかにみつけるか!」というI先生からの助言をまず筆頭に掲げていたということでした。Rくんが紙面構成に表現した思いはチームの全メンバーに伝わり、全メンバーはすばらしいフォロワーシップを発揮して企画を形にしていきました。