南極授業と小4理科の授業

南極授業が授業であるために43

「しらせ」が厚い氷で動けない。。。?
地球温暖化なのに。。。?
そのわけとして考えられる予想の1つめ。

予想1 雪がたくさん降ったからかな

以下、この予想について考えてみたい。

温暖化が進むことによって、
むしろ、
降雪量が増える、
という、一見矛盾しているようなことは、
実は、
科学の世界では肯定される。
そのことは、
小学4年生の理科の内容で
ある程度説明できるのだ。

温暖化で気温が上昇すると
水面からの蒸発が多くなる。

水面から蒸発した水蒸気は
やがて雲になる。

雲は移動して
雨や雪を降らせる。

大量に蒸発すればするほど、
雨や雪は大量に降る、
というわけだ。

小学4年生の理科では
ものごとの本質をしっかりと学ぶことができる。
だから、やりかた次第では、
そこに、理科の楽しさや魅力を
いっぱい込めることもできるのだ。

お湯と水を上ざらてんびんにのせて釣り合わせる。
しばらくほおっておくと、
みるみるうちに傾き始める。
お湯から水蒸気が出ていって軽くなるのだ。
お湯を暖めれば暖めるほど、その量は増える。
温暖化が進めば進むほど、雪は大量に降る。

南極授業を通して、
日々の理科の授業への取り組みに
よい影響が出ることがあるとすれば
幸いなことである。”

前の記事

浮かび上がる予想

次の記事

温度と濃さという視点