プレッシャーリッジ(vol.117)

しらせに戻ったとは言え、ここはまさに南極。
海はやはり真っ白に凍りついている。

ある地点にさしかかったとき、同室の隊員が戻ってきて、
「ちょっと外に出てみませんか」と呼びに来てくれた。

どうしたのかなと誘われるがままに外に出てみると、
そこには1本の鋭い亀裂が走っていた。
プレッシャーリッジだ。
凍った海がずっとずっとずっと奥まで引き裂かれていた。
自然の猛烈な力を見せつけられ、身がすくむ思いがした。

しらせに戻ったとは言え、ここはまさに南極だ。