南極授業2(vol.102)

今日は、勤務校で南極授業。
その中で、
「南極ではなんでも凍るの?」
という質問に答える場面を取り上げた。

その質問は南極に来る前からもらっていて
それにどう答えるべきか考えさせられた。
正解としては、たしかに凍るのだろうが、
ただ、「凍ります」では教育的ではないと
個人的に思ったからだ。

そんなとき、
偶然にアザラシのミイラに出会った。
おそらく何年も前からそこに横たわっていたに違いない。
南極では、
低温、乾燥、分解者が少ない、などの理由から
そのままミイラになってしまったのだと考えられる。
この写真はvol.87の通り。

また、別の機会には、
池の底にしずむアザラシの遺骸にも出会った。
それがこの写真。
これも昨年からずっと底にしずんでいるという。

これらアザラシたちを前にすると、
まるで時が止まったような錯覚に陥る。
いつここにやってきたのか。
いつからここでよこたわっているのか。
そんな思いがこみ上げてくる。
まるで時が凍ったように。

今、
「南極ではなんでも凍るの?」という質問には
「南極では時が凍ります」と答えたい、と思う。

そう思って、今日の授業でこの質問を取り上げた。