5の1編 命のカプセル

5年理科「種子の発芽」の学習。

今日は、このクラスで初めての理科の授業だった。
まずは、子どもたちに、
小豆と大豆を
ほぼ同時に配る。
(ここで2種類の種子を配ることがミソ。
 1つでは見えないこと、
 つい見過ごしてしまうことも
 2つあることで見えてくるということがあるからだ。
 それを、普通「比較」という。)

すると、
「すごく固いね」
「割ってみてもいい?」
「どこから芽が出るのかな」
「どちらの種子にも白い所があるから、きっとここだよ」
「大きさが違うのは、中の栄養の量が違うのかな」
などという声が挙がる。

すかさず、
スケッチタイムをとる。
このときも、
ノートの左右に「比較」しながら書いていく。

ある程度書き上げたところで、
もう一つ、種子を取り出す。
その種子は、
これまで見たこともないくらい大きいし、
まるでプラスチックの模型のようにつるつるしているし、
固くてカチカチだし、
ここから芽が出てくるなんてとても思えない、という種子。

そこに
「この種子、本物かなあ。。。作り物かなあ。。。」
とつぶやいてみる。

「本物だよ」
「でもこんなに固いんだよ」
「本物だったら、どこか柔らかいところがあるのでは?」

「そうだ、先生、本物かどうか見分ける方法がある。
 水に入れてみて、柔らかくなれば本物。
 水に入れてみて、固いままなら作り物。」

こうして、
「種子を目覚めさせよう実験」がスタートした。

教科書には「大賀蓮」の読み物が載っているが、
まさに、どの種子も命のカプセルだ。
ある条件が整えさえすれば、
種子の中の命が一気に目覚めるのは、
本当に神秘的な現象である。
本単元は、
その神秘に子どもたちが触れる学習でもある。