奇跡の正方形

毎日の、みんなの自由勉強ノートを開くのは、
ちょっぴりどきどきして、楽しい。

ある日のある子の自由勉強ノートに
いろいろな四角形がまとめられていた。
正方形、長方形、台形、平行四辺形、ひし形。。。

ちょうど算数では、
いろいろな四角形のまとめをしているところだった。
4つの角が全部直角なのは。。。
2組の辺が平行なのは。。。
対角線の長さが同じなのは。。。などなど。

その過程で、こんな場面がよくある。
例えば、
2組の辺が平行なのは? 
平行四辺形です!
長方形もです!
正方形もです!
え?だったら、正方形って平行四辺形?
新たな発見というか、
新たな見方というか、
たとえ同じものでも見え方が変わるときには、
不思議な新鮮さが伴うものである。

そこで、
教科書にあるような表に
それぞれの四角形の特徴について○×を入れるおきまりの授業をしたあと、
みんなといっしょに先のようなことを整理していく時間をとった。

この時間に、黒板には、
まとまりを表す囲いの線が幾重にも重なっていく。

ほとんど規則性のない四角形のなかに、(大きな囲い)
一組の辺が平行な台形が生まれ、(その中にもう一つの囲い)
そこに、二組の辺が平行な平行四辺形が生まれ、(さらのその中にもう一つの囲い)
そこから、
4つの辺の長さが等しいひし形と、
4つの角が直角の長方形に進化が分裂して、
その両方の性質をもつものとして。。。

子:ついに正方形!
子:お〜!
子:奇跡だ!
子:奇跡の正方形だ!

算数って、
時にそんな不思議な美しさを感じ合えることがある。
いつも見ている正方形が、
時に不思議な奇跡の存在として見えるときがある。