自主練習

自主練習が盛んになってきた。

自主練習、それは、
宿泊学習の班の出し物。

休み時間になると、
「○班、集まって〜」とあちこちで声がする。
そして、輪になってシナリオを作ったり、
できあがったところまで振り付けを合わせたり、
小道具に水彩で色を塗ったりしている。

そういうことが、
ほぼ自主練習で行われているところが圧巻である。

さらに、感心させられるのは、
「先生、○○くん、すごいんだよ」とか
「先生、○○さんの考えたこと、どう」などと、
友達のよいところを、
まるで自分の喜びのようにして語ってくれることである。

班の活動だから、
トラブルが生じて1歩2歩下がることもあるが、
こうした姿があるから、
2歩3歩前進できるのだ。

成長とは、そういうもの。
最終的な収支決算がプラスになっていることよりも、
行ったり来たりの道のりの
そのありのままが、
成長ということ。