ヒマワリはかわいそう?

中庭には、
みんなが種から育てたヒマワリが
枯れて立っていた。

名前のごとく陽に向かって
大輪の花を咲かせていたヒマワリが
うつむきかげんで立っていた。

今日の理科は、
「ヒマワリがかれてしまっちゃった」という
ある子の一言から始まった。

その一言に、
そうだ、かわいそうだよ。
いや、それでよかったんだよ。
と、いろんな声がうずまいた。

「かわいそう」の中には、
「せっかく育ててきたのに。。。」
「大きな花がもう見られない。。。」
などという思いが込められていた。

一方、
「それでよかった」の中には、
「1粒の種から多くの種ができた。。。」
「種は赤ちゃんのようなもの。。。」
などという思いが込められていた。

さらに、こんな発言も。
「ヒマワリがお母さんだとすると、
 種は子どもたちみたい。
 子どもたちが育ったのなら、
 お母さんは喜んでいると思う。」

今日の一時間で3の1が手にしたものは、
「枯れる」ということが
実は、単なる死ではなく、
次へと命をつなぐことなんだ、
という新たな見方だったと言えるのではないだろうか。

さて、
「多くの種が。。。」というが、
一体、どのくらい多いのか。
みんなは、予想した。
100個くらい(10人)
100〜200個くらい(15人)
200〜300個くらい(10人)
300個以上(5人)

さっそく調べることになった。

枯れたヒマワリを手にしながら、
子どもたちは、
ヒマワリを引っこ抜く手応えや
茎の太さや力強さや
折った茎の中のやわらかさや
種をとった跡の様子などを知った。

教室に戻った子どもたちは、
今度は、無心に種の数を数えた。
10個ずつの種の固まりが、
机の上にずらりとならんだ。

500個、600個。。。
1000個、1200個。。。
数は予想をはるかに超えていった。
黒板に記録されていった数字を見ながら、
「こんなに多いとは思わなかったあ」
とつぶやく子がいた。

今日のおみやげは、
ひとふくろずつのヒマワリの種。
どうぞ、おうちで
お話を聞いてあげてください。

連絡
宿題  :漢字の学習
持ち物 :社会「地図学習」*連絡帳に書き忘れました。
              持ってきてください。
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お知らせ:なかま活動あり(3限)