いろんな事情

基本的に、
小動物たちは嫌いじゃない。
むしろ、
そんな小動物たちの生態を眺めているだけで
うっかり、時間を忘れてしまいそうになる。

3の1は、今、いろんな小動物たちに囲まれていて、
どことなく居心地がいい。
しかも、それぞれにいろんな事情があるから、
なおさらである。

ずっと、生き物コーナーの中心に座っているのは、
メダカの水槽である。
前の学級から引き継いできたメダカたちで、
この春には、
その子孫たちがしっかりと世代を受け継いだ。
先週末から、突然、数匹が相次いで死んでしまったが、
環境を一新して、
今は気持ちよく泳いでいるように見える。
一時期ではるが、
過酷な状況を乗り越えた。

その隣には、先日やってきたアゲハの幼虫たちがいる。
毎朝、きりふきをかけるのが日課になってきた。
幼虫の成長ぶりには驚かされるのは子供たちも同じようで、
どんどん、頭の部分が大きくなり、
みるみる、全長が長くなっていく様子に
「わあ、でっかい!」
と素直に子供たちがつぶやく。
教室という違う環境の中にやってきたが、
子供たちの注目を集めながら、
著しく成長し続けている。

そのまた隣には、のこぎりクワガタがいる。
自宅の近くで捕獲されたものらしい。
ゼリーをなめはじめると、
ずっとそこを動かない。
実は、その近くで捕獲されたカブトムシもいて、
一足早く、すでに3の1の仲間入りをしている。
同じ森の中でおそくらく一緒に育ったこの2匹が、
何十キロも離れた附属小で、
再び一緒に暮らすことになるとは。。。

そのまた隣には、別のカブトムシが2匹いる。
自宅で越冬し、
最近、成虫になったのだという。
上手に育ててきたことに感心するとともに、
そんな大事なカブトムシを持ってきてくれた思いが伝わる。
聞くと、
「持ってきたのはね、成虫になってみたら小さかったんだよ。
 他にも大きなのがいて、
 そのままだと、大きいのにいじめられてしまうんだよ。」
ちょっぴり小振りのカブトムシたちは、
これで、ホッと一安心しているかも知れない。

そのまた隣には、2匹のザリガニたちがいる。
いつもは、観察池(3の1自然研究所)にいるザリガニたちだが、
それが、なぜ急に、ここ3の1に来たのか。
実は、この2匹、ちょうど脱皮を終えたばかりで
まだ、体が柔らかかったのだ。
それを心配した子が、
体が硬くなるまでは。。。。と池から小さな水槽に移し替えてきた。
「それじゃ、明日までここにおいてあげよう」とうっかり応対した担任だったが、
何を思ったか、その子は、
図鑑を手に再びやってきてこう言った。
「先生、明日まで、ではだめです。
 ここにこう書いてあります。
 『体が戻るまで2〜3日かかり、
 この間は敵に襲われるなど危険がまします』。
 だから、金曜日まで置いておいていい?」

基本的に、
小動物たちは嫌いじゃない。
むしろ、
そんな小動物たちの生態を眺めているだけで
うっかり、時間を忘れてしまいそうになる。
しかも、それぞれにいろんな事情があるから、
なおさらである。

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