種子の呼吸

昨日のうちに準備しておいた
水を与えた種子とそのケース。
「種子は、本当に呼吸をしているのか?」
という問題を解決するための簡単な実験。
今日は、その結果を観察する日。

その前に、
まずBTB溶液についてよく理解しておく必要があった。

BTB溶液は、
中性では緑色、酸性では黄色、アルカリ性では青色を示す
ということはもとより、
一旦、青色になったBTB溶液に、
酸性の液を徐々に加えていくと、
次第に緑色に近づいていき、
やがて、黄緑色、黄色へと変化していくことや、
その反対に、
徐々にアルカリ性の液を加えていくと、
緑色を経て青色に変化するという様子が見られる。

こうした水溶液の性質の変化を目の当たりにすることは、
「中和」が6年生の理科から遠ざかって久しいためか
当たり前のようではあるが、
実は必ずしも当たり前でないことなのである。

色の変化にじっくりと向き合ったり、
1滴ずつ、慎重に液を加えていきながら
ちょうど中性を見つけ出したりすることは、
それだけで興味津々になることであるのになあと思う。

こういうことは、
たしかに、問題集だけでも、情報だけでも
わかることはわかる。
しかし、
こういうことこそ、
自分の手で、実際の操作を通して
感得したいことのようにも思う。

みんなが、
試験管と数種類の液体と格闘している最中で、
「あれ?今日は何を確かめるんだったっけ?」
というつぶやきが聞こえてきた。

最後の5分になって、ようやく、
「種子の入ったケースを机の上に持ってきて
 BTB溶液を加えてみましょう」
という声をかける。
その色の変化に、子供たちは。。。。

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