体力テスト

普段は、学校の階段や廊下を
数え切れないくらい往復しているのだが、
考えてみたら、
何往復したって、
目に映る景色はおんなじ。
自分がいかに狭いところに閉じこもっているのかがよくわかった。

今日は一日、体力テスト。
いつもとは、なんだか視界が違って見えた。
真っ赤な顔で力をふりしぼっているがんばり。
最後は気力だけで走り続ける粘り強さ。
自分も苦しいのに相手に声援を送る意識の高さ。
どれも、いつもの視界にはないものが見えた気がした。

だが、
視界に映ったそんな確かな姿たち以外にも、
いつもとは違う何かが一瞬、
担任の視界に入ったような気がしてならない。

それは、朝のグラウンドで、
互いにメジャーの端と端を引っ張り合っているときだったか、
あるいは、
ラインカーを構えて、別々の方向に向かってそれを押し始めたときだったか、
あるいは、
地面に1m刻みの目盛りをつけながら並んで歩いているときだったか。

あの時、担任の視界に入ったような気がしたもの。
それが何だったかは、今となっては定かではない。
視界はいつもスッキリとさせておかねば。

連絡
宿題  :パワーアップ(なし)
     漢字の学習P4分
     宿題ノート(算数問題)
持ち物 :お弁当
     なかま活動で使うトランプなど
     国語、算数、理科
お知らせ:なかま活動あり
     児童会任命式あり

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